模造刀を買取に出そうと思っているのですが、はたしていくらで売れるのかわかりません。買取相場について教えていただけませんか？
この記事はこんな疑問を抱えている方が対象。
筆者はこれまでに沢山の模造刀を買取に出してきました。
その経験から言うと、模造刀の買取相場は刀剣を専門にする業者だと2,000～3,000円前後。リサイクルショップだと1,000円以下といった印象を受けます。
いずれにしても模造刀は真剣のレプリカでしかないので、本物の刀剣にくらべると買取相場はかなり低いです。
この記事では、そんな模造刀の買取相場や真剣との違い、売却する際の注意点についてまとめました。買取を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
模造刀と真剣の違い
模造刀は真剣を模した刀（レプリカ）のこと。
真剣との違いは、使用している素材や制作工程です。
模造刀は主に以下の素材をつかって、メッキ加工したものがほとんど。
- 亜鉛
- アルミニウム
- 銅
一方で真剣は職人（刀鍛冶）が鉄と鋼から鍛錬と焼き入れを行なった後、研師が切れる状態に仕上げます。
このように模造刀と真剣は、手間も情熱もまったく異なるのです。価値をもつのは当然ながら「真剣」であり、高価買取される確率が高くなります。
模造刀の買取相場
模造刀の買取相場は、刀剣を専門とする業者に依頼した場合で2,000～3,000円前後です。
リサイクルショップに買取を依頼する方法もありますが、価格はさらに低くなる可能性が高く、1,000円以下の買取になる場合があるでしょう。
少しでも高く売りたい場合は、刀剣の買取を専門にしている業者に査定を依頼してください。
真剣の買取相場
真剣の買取相場は、状態や価値などによって大きく変動しますが数万～数十万円ほど。
真剣で高価買取を期待できるのは「無銘以上のもの」です。
国宝級以上になると、数億円で取引されるといわれています。
真剣のグレードと買取相場は以下のとおりです。
- 重要文化財: 5,000,000～10,000,000円
- 国宝: 数億円～数十億円
- 無銘: 数万円～数百万円
- 新々刀: 数万円～数十万円
- 現代刀: 数万円～数十万円
このように大量生産された模造刀（レプリカ）と比較すると、価格に大きな差があります。
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模造刀を買取に出す際の注意点
模造刀を買取に出す際の注意点は以下のとおりです。
- 付属品があればすべて揃える
- 保存状態をキレイに保つ
- 刀剣の買取を専門とする業者を利用する
特に重要なのは、刀剣を専門にしている買取業者を利用することです。
模造刀とはいっても、価値をしっかりと鑑定できる業者を利用することで買取価格がアップする可能性があります。
模造刀の買取手順については、以下の記事をご覧ください。
模造刀の買取相場に関するQ&A
模造刀の買取相場に関するQ&Aについてまとめました。
情報収集や問題の解決にお役立てください。
Q1：模造刀を買取してくれるところを教えて
A：模造刀を買取してくれるところは以下のとおりです。
- 刀剣専門の買取業者
- 一般的な買取業者（骨董品・古美術店を含む）
- リサイクルショップ
少しでも高く売りたい場合は、刀剣専門の買取業者を利用しましょう。
Q2：模造刀を売る際に登録証は必要ですか？
A：模造刀はあくまでレプリカであって本物ではありません。
したがって所持も取引する場合においても「登録証」は不要です。ただし、持ち歩くとレプリカではあるものの、危険を理由に「銃砲刀剣類所持等取締法」（銃刀法）違反に問われる可能性があります。
模造刀を売却する際は、業者の出張買取を利用しましょう。
Q3：模造刀を捨てる場合は警察に連絡する必要がありますか？
A：模造刀の処分する場合は、警察に連絡する必要はありません。
自治体のゴミ出しルールに従えば、粗大ゴミとして捨てることができます。
もし、本当に模造刀か不安な場合は警察に連絡するといいでしょう。
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まとめ
模造刀の買取相場について解説しました。
重要なポイントをおさらいします。
- 模造刀の買取相場は数千円ほど
- 真剣と比較すると買取相場はかなり低い
- 売却する場合は刀剣を専門にした買取業者を利用する
模造刀の買取相場は低いですが、捨てるくらいなら売却を検討したほうがいいです。
まずは刀剣を専門にする買取業者の無料査定を利用しましょう。
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