日本刀の処分を考えているのですが、供養してから手放すべきか悩んでいます。おすすめの方法について詳しく教えてください。
この記事はこんな疑問を抱えている方が対象。
筆者はこれまでに沢山の骨董品を処分してきました。
経験から言うと、日本刀に供養は必須ではありません。しかし、捨てることや売ることに少しでも罪悪感がある方は供養してから処分することをおすすめします。
逆に何の抵抗もない場合は、自由な処分方法を選んで問題ありません。
この記事では、日本刀の供養と処分についてまとめました。
どう手放せばいいか迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
日本刀を供養すべきかどうかの判断基準
日本刀を供養すべきかどうかの判断基準は、以下のとおりです。
- 捨てたり売ったりすることに罪悪感がある場合は「供養」すべき
日本刀は古くから魂が宿ると信じられてきました。そのため、持ち主が変わったり、処分されたりすると、魂が迷い、祟りをもたらすという考えがあります。さらには捨てたり売ったりすることに罪悪感がある場合は、供養がファーストチョイスといえるでしょう。
- 捨てたり売ったりすることに罪悪感がない場合は自由に処分してOK
日本刀は単なる武器ではなく、美術品としての価値も高いです。なかには歴史的文化財に指定されているものもあるので、捨てたり売ったりすることに罪悪感がない場合は売却をおすすめします。
日本刀に供養は必須ではないので、あなたの価値観や宗教観、どういった手放し方が理想なのかよく考えてから判断しましょう。
日本刀を供養をしない場合の処分方法3選
日本刀を供養をしない場合の処分方法は以下のとおりです。
- 警察署で破棄する
- 譲渡
- 買取
1は日本刀を消滅させる可能性があり、2と3は他人に引き渡す行為になります。
それぞれメリット・デメリットがあるので、比較しながら最適な方法を見出してください。
それでは上記3つの処分方法について解説します。
1. 警察署で破棄する
供養をしない日本刀は、警察に頼んで処分してもらうことができます。価値がなさそうなものや、状態が悪いものに関しては警察で破棄しましょう。
警察署で破棄する手順
- 銃砲刀剣類登録証を準備する(※ない場合は理由をしっかりと説明すれば対応してもらうことも可)
- 近くの警察署の生活安全課に連絡する
- 警察官が自宅に訪問し、日本刀を確認する
- 警察署で廃棄手続きを行う
費用
無料
メリット
- 手数料がかからない
- 確実に廃棄できる
- 理由によっては登録証がなくても破棄できる場合がある
デメリット
- 手続きに時間がかかる
- 警察官が自宅に訪問する
- 価値のある日本刀を破棄してしまう恐れがある
詳細記事
2. 譲渡
供養しない日本刀は、必要としている方やコレクターなどに譲渡することも可能です。条件次第では、費用をかけることなく処分することができます。
譲渡する手順
- 引き取ってくれる相手を探す
- 相手と取引内容や条件を話し合う
- 合意したところで譲渡
費用
相手との条件による
メリット
- 費用を抑えられる
- 相手次第では無料で譲渡できる
- 知り合いならスムーズな取引ができる
デメリット
- 相手を見つける必要がある
- 交渉がこじれてトラブルに発展する恐れがある
- 相続・贈与税の対象になる可能性がある
3. 買取
供養しない日本刀は、買取業者に売却することができます。日本刀に一定以上の価値がありそうなら、専門業者に依頼することで高価買取が実現する可能性が高いです。
買取の手順
- 買取業者をさがす
- 査定を受ける
- 査定価格に納得できれば取引成立
費用
無料(むしろ現金化できる)
メリット
- 現金化できる
- 処分までがスムーズでほぼ業者任せでOK
- 価値のある日本刀は高価買取を期待できる
デメリット
- 価値が低い場合は買い取ってもらえない
- 業者によって査定価格は違う
- 悪徳業者も存在する
日本刀の買取で注意すべきポイント
日本刀の買取で注意すべきポイントは、以下のとおりです
- 偽物が多い: 日本刀は偽物が多いので、買取価格がつかない可能性がある
- 価値が低い: 価値が低い日本刀は買い取ってもらえない可能性が高い
- 専門業者に依頼する:買取は日本刀の買取に強い専門業者を選ぶ
日本刀の買取を検討する場合は、必ず専門家に鑑定してもらい、価値を確認しましょう。
価値がわからない・専門外の買取業者に依頼しても、高価買取は実現しません。むしろ値段がつかない可能性もあるので、十分に注意してください。
日本刀の具体的な処分方法については、以下の記事でくわしく解説しています。ぜひ参考にしててみください。
まとめ
日本刀の供養と処分について解説しました。
重要なポイントをおさらいします。
- 日本刀の供養は必須ではない
- 供養しない場合は「警察署で破棄」「譲渡」「買取」から検討
- 日本刀に価値がありそうなら「買取」がおすすめ
いずれの処分方法を選ぶ場合も、安全かつ法令を遵守して処分することが大切です。
スムーズな処分と売却を検討するなら、信頼と実績のある「ザ・ゴールド」がおすすめ。筆者はいつもここで日本刀や甲冑の買取査定を依頼しています。
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