模造刀を処分したいのですが、警察に連絡したほうがいいでしょうか?正しい処分方法が知りたいです。
この記事はこんな疑問を抱えている方が対象。
筆者はこれまでに沢山の模造刀を処分してきました。
その経験からいうと、模造刀の処分は警察に連絡する必要はありません。自治体のルールに従えば、粗大ごみとして捨てることができます。
ただし、模造刀だと思っていたものが実は本物(真剣)だった…なんてケースもなくはないので、判断が難しい場合は警察に連絡しましょう。
この記事では、模造刀の処分方法についてまとめました。破棄に困っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
模造刀と真剣の違い
模造刀はその名のとおり、真剣を模した刀のこと。
真剣との大きな違いは、使用している素材や制作工程です。
模造刀は主に以下の素材をつかって、メッキ加工したものがほとんど。
- 亜鉛
- アルミニウム
- 銅
一方で真剣は職人(刀鍛冶)が鉄と鋼から鍛錬と焼き入れを行なった後、研師が切れる状態に仕上げます。
このように模造刀と真剣は、手間も情熱もまったく異なるのです。
模造刀は警察にお願いしなくても処分できる
模造刀は真剣ではないので、自治体のルールに従えば粗大ごみとして捨てることができます。
警察に破棄を依頼する必要もありません。
銃刀法の規制対象からも外れるため、捨てる以外にも以下の方法で自由に処分できます。
- リサイクルショップに売る
- フリマやオークションに出品する
- 欲しい人に譲る
模造刀の処分方法は自由です。
あなたにとって最適な手放し方を選びましょう。
模造刀の処分を警察にお願いする手順
模造刀は自由に処分できますが、真剣だった場合は然るべき方法での処分が必要です。
本物との判別がつかずに不安な場合は、管轄の警察署に連絡して刀を確認してもらいましょう。
ここでは、模造刀の処分を警察にお願いする手順について解説します。
①:管轄の警察署に連絡する
まずは管轄の警察署の生活安全課に電話をしましょう。
模造刀の処分について相談したいと伝えてください。
その後の内容は個人差があるので一概に言えませんが、一般的には警察官が自宅に伺って確認する流れになると思います。
日時や内容については、忘れないようにしっかりとメモしておきましょう。
②:刀を確認してもらう
連絡が済んだら、約束の日時に警察官がやってきて模造刀を確認します。
模造刀なら自由に処分してOKです。しかし、真剣だった場合は警察で破棄手続きを行うか、売却などを検討する流れになります。
ただし、売却する場合は「登録証」が必要です。
詳細記事
③:処分方法の指示を受ける
刀の処分方法に困ったら、警察からアドバイスをもらうのも有効な手段です。適切な処分方法について指示してくれるでしょう。
より確実な処分方法としては「破棄」です。
警察にて破棄手続きを行えば、安全なうえに無料で処分してもらうことができます。しかし、模造刀だった場合は別の処分方法を提案されるかもしれません。
あなたに相応しい手放し方を選んでください。
模造刀でも法律違反になる可能性がある?
模造刀だからといって、安易に取り扱うと法律違反になる可能性があります。
たとえば、以下の行為は罪に問われる可能性があるので、注意しましょう。
- 模造刀を隠して持ち運ぶ→「軽犯罪法」に接触する可能性あり
- 公共の場で振り回す→「銃刀法違反」や「威力業務妨害罪」に問われる可能性あり
模造刀だからといっても取り扱いには十分に注意しましょう。
模造刀の処分に関するQ&A
模造刀の処分に関するQ&Aについてまとめました。
情報収集や問題の解決にお役立てください。
Q1:模造刀はリサイクルショップに売れますか?
A:リサイクルショップの判断によりますが、買取してくれるところはあると思います。
ただし、真剣にくらべると価値は低いので、買取価格はよくて数千円ほどでしょう。高価買取は期待できないので注意してください。
Q2:模造刀の買取相場をおしえて
A:模造刀の買取相場は、骨董品を専門とする業者に依頼した場合で2,000~3,000円前後です。
リサイクルショップに買取を依頼する方法もありますが、価格はさらに低くなる可能性が高いと思います。少しでも高く売りたい場合は、買取業者に査定を依頼しましょう。
Q3:コスプレ用の模造刀を処分する場合はどうしたらいい?
A:コスプレ用として制作した模造刀は、自治体のゴミ出しルールにしたがって処分しましょう。
自作にしろ購入したものにしろ、素材によって分別する必要があります。粗大ごみの出し方については、自治体のホームページをチェックしてみてください。
まとめ
模造刀は警察に処分を依頼する必要がありません。基本的には自治体のルールに従って、粗大ごみとして捨てることができます。
その他にも売却したり譲渡したりできるので、あなたにとって最適な処分方法を見つけてください。
もし真剣の可能性がある場合は、警察に相談して適切な処理を指示してもらいましょう。
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