刀剣の買取相場まとめ

刀剣の買取相場まとめ 甲冑・刀剣の買取

骨董品の刀剣を買取してもらいたいのですが、いくらで売れるのか知りたいです。刀剣の買取相場について教えてください。

この記事はこんな疑問を抱えている方が対象。

筆者はこれまでに沢山の骨董品を買取に出してきました。

この記事を書いた人
松吉

人形供養がわりと身近な環境で生活をしている松本市民です。これまでに沢山の人形供養と処分・遺品整理に携わってきました。このブログではその経験を包み隠さずシェアしていこうと思います。

【当ブログ記事の信頼性】
①:筆者の人形供養と処分・遺品整理に携わった歴は10年(現在進行形)
②:骨董品収集と取引歴は15年以上
③:人形供養と処分・遺品整理に関する情報を日々リサーチしている

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その経験からいうと、骨董品の刀剣の買取相場はだいたい数万~数十万円ほどです。グレードが低いものほど安く、希少性の高いものほど高価買取を期待できます。

ただし、刀剣の価格を決定するのは結局のところ業者です。

したがって、高価買取を希望する場合は刀剣兜を熟知したプロが在籍する専門業者を選びましょう。

 この記事でわかること

  • 刀剣の買取相場
  • 刀剣のグレードと価格
  • 刀剣を高価買取してもらうコツ

売却を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

刀剣の買取相場

刀剣の買取相場は、状態や価値などによって大きく変動しますが数万~数十万円ほど。

刀剣で高価買取を期待できるのは「無銘以上のもの」です。国宝級以上になると、数億円で取引されるといわれています。

刀剣のグレードと買取相場は以下のとおりです。

  • 重要文化財: 5,000,000~10,000,000円
  • 国宝: 数億円~数十億円
  • 無銘: 数万円~数百万円
  • 新々刀: 数万円~数十万円
  • 現代刀: 数万円~数十万円

各刀剣の特徴については後述します。

なお、大量生産された刀剣やレプリカに関しては、値段がつかない場合もあるので注意が必要です。

刀剣のグレード

骨董品の刀剣は、現代刀~重要文化財までさまざまなグレードがあります。

  1. 重要文化財
  2. 国宝
  3. 無銘
  4. 新々刀
  5. 現代刀

ここでは、上記の刀剣についてまとめました。

各刀剣の特徴を把握したい方は、ぜひ参考にしてみてください。

1. 重要文化財

重要文化財は、日本の文化遺産として国が指定したものです。

刀剣の場合、特に優れた作品が重要文化財に指定されます。

重要文化財の刀剣の買取相場は、5,000,000~10,000,000円ほどといわれています。

2. 国宝

国宝は、重要文化財の中でも特に優れた作品が指定されます。

刀剣の場合、国宝に指定されるのは極めて稀です。

買取相場は、数億~数十億円といわれています。

3. 無銘

無銘の刀剣は、作者が不明な刀剣です。

無銘の刀剣でも、優れた作品は高値で取引されることもあります。

買取相場は数万~数百万円ほどです。

4. 新々刀

新々刀は、明治時代以降に作られた刀剣です。

新々刀は現代刀よりも古い時代の刀剣という位置づけになります。

買取相場は、数万~数十万円ほどです。

5. 現代刀

現代刀はその名のとおり、現代に作られた刀剣です。

現代刀の買取相場は、数万~数十万円といった印象をうけます。

刀剣の価値が決まる要素

刀剣は日本の伝統工芸品のひとつであり、その美しさや性能から世界中のコレクターに愛されています。

そんな刀剣の価値を決める要素は、以下のとおりです。

  • 時代: 古い時代の刀剣は、希少価値が高いため高値で取引される傾向があります。
  • 作者: 有名な刀工の作品は、高値で取引される傾向があります。
  • 状態: 傷や汚れ、欠損などの状態によって価値が変わります。
  • : 刀剣に刻まれた銘は、作者や製作年代を知る手がかりとなります。
  • : 刀剣の柄に収まる部分で、茎の状態も価値に影響します。
  • 刃文: 刀剣の刃の模様で、刃文の種類や美しさも価値に影響します。
  • : 刀剣の鞘や柄などの付属品も価値に影響します。

古くて状態が良く、希少価値がある刀剣ほど高価買取されやすいです。

刀剣を高価買取してもらうコツ

高価買取されやすい刀剣には、以下の共通点があります。

  1. 希少性が高い
  2. 歴史的価値がある
  3. 保存状態がよい
  4. 製造技術
  5. 完全性が高い

これらは高く売却するための重要なポイントです。

コレクションの際にも参考になるので、これを機にインプットしてみてください。

それでは上記5つのコツについて解説します。

1. 希少性が高い

高価買取される刀剣は、以下の特長をもっています。

  • 限定された製造数:少数生産されていたり、特定の職人によって手作りされた刀剣は、その希少性から高価買取されやすいです。
  • 特殊なデザイン:独特の形状や装飾を持つ刀剣は、一般的なものよりも希少価値が高く、コレクターの間で高く評価されます。

2. 歴史的価値がある

以下のような歴史的価値をもつ刀剣も、買取価格が高い傾向にあります。

  • 有名な武将や家紋が関連する刀剣:特定の歴史的人物や家系に帰属することが証明された刀剣は、その歴史的背景とともに高い価値を持ちます。
  • 特定の戦いや事件に使用された証拠がある刀剣:歴史的な出来事に直接関連する刀剣は、その物語性から価値が高まります。

3. 保存状態がよい

保存状態がよい刀剣も高価買取の対象です。

  • 良好な保存状態:色褪せや損傷が少なく、元の状態をよく保っている刀剣は、保存状態の良さが価値を高めます。
  • 修復歴が少ない:過度に修復されていない自然な状態の刀剣は、元の製造時の姿をより忠実に反映しているため、価値があります。

4. 製造技術

製造技術が高い刀剣も、買取価格が高くなりやすいです。

  • 高度な製造技術:特に精巧な装飾や高度な金属加工技術が用いられた刀剣は、職人の技術力の証として高く評価されます。
  • 珍しい素材の使用:金箔や特別な金属合金、珍しい装飾素材を使用した刀剣は、その素材の希少性から高価になりやすいです。

5. 完全性が高い

付属品がすべて揃っている刀剣は、その完全性から価値が高まります。

証明書は刀剣が本物である証拠なので、その分高く買取される可能性が高いです。

刀剣の査定はかならず専門知識をもつ買取業者に依頼しましょう。買取方法については、以下の記事でくわしく解説しています。

刀剣(骨董品)を買取してもらう方法まとめ
刀剣(骨董品)を買取してもらう方法についてまとめました。刀剣は一般的な骨董品とは異なり、登録証がないと買取してもらえません。ない場合は警察にて「発見届」の手続きをおこない、審査を受ける必要があります。

刀剣の買取価格に関するQ&A

刀剣の買取価格に関するQ&Aについてまとめました。

情報収集や問題の解決にお役立てください。

Q1:日本でもっとも高価な刀剣をおしえて

A:国宝「山鳥毛」(さんちょうもう/やまとりげ)といわれています。

その価値はなんと5億円です。

2020年(令和2年)に岡山県瀬戸内市が購入した国宝「山鳥毛」(さんちょうもう/やまとりげ)は5億円と伝えられ、史上最高額での取引でした。

引用:日本刀の値段 最高額は5億円/ホームメイト

Q2:模造刀の買取相場はどれくらい?

A:模造刀の買取相場は、2,000~3,000円前後です。

リサイクルショップだと1,000円にも満たない価格が提示される可能性があります。

まとめ

刀剣の買取相場について解説しました。

重要なポイントをおさらいします。

  • 刀剣の一般的な買取相場は数万~数十万円ほど
  • グレードが高くなるにつれて高価買取されやすくなる
  • 買取はかならず刀剣の専門知識がある業者に依頼する

刀剣はさまざまな種類があるので、素人が価値を判断するのはきわめて難しいです。

専門業者の無料査定を利用して、所持している刀剣の価値を確かめましょう。

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