日本刀を売るにはどうしたらいいのか困っています。手順や必要なもの、おすすめの売却先など、わかりやすく教えてください。
この記事はこんな疑問を抱えている方が対象。
筆者はこれまでに沢山の骨董品を取引してきました。
その経験からいうと、日本刀を売るには以下の手順を踏んでみてください。
- ①：日本刀の登録証を用意する
- ②：日本刀の買取に強い業者をさがす
- ③：査定を依頼する
- ④：査定
登録証があれば、特に面倒なステップはありません。
ない場合は警察署にて、手続きを済ます必要があります。
あとは日本刀を熟知した買取業者に査定してもらい、結果を見て判断するだけです。
この記事では、日本刀を売るにはどうしたらいいのかまとめました。
これから日本刀の売却をしようと思っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
日本刀を売るにはどうしたらいいのか手順を解説
日本刀を売るにはどうしたらいいのかというと、以下の手順に従うだけでOKです。
- ①：日本刀の登録証を用意する
- ②：日本刀の買取に強い業者をさがす
- ③：査定を依頼する
- ④：査定
日本刀は一般的な骨董品とくらべると、売却にやや注意点があります。
スムーズな売却を目指すためにも、まずは①をクリアしてみてください。
ここでは、上記5つの手順について解説します。
①：日本刀の登録証を用意する
日本刀は一般的な骨董品とは違い、危険物に該当します。
したがって、所持する場合は銃刀法により「登録証」が必要です。もし登録証がない場合は、警察署で「発見届」を手続きする必要があります。
日本刀の買取を希望する場合も「登録証」が必要です。
無登録の刀剣の売買は法律で禁止されています。銃砲刀剣類登録証のない日本刀を発見した場合は所轄警察署にて「発見届け」の手続き後、各都道府県教育委員会が毎月行う登録審査を受け、銃砲刀剣類登録証を発行していただく必要があります。
したがって、日本刀を処分する前に「登録証」の有無をチェックしましょう。
ない場合は警察署で然るべき手続きをおこなってください。
②：日本刀の買取に強い業者をさがす
日本刀を売るには、まず売却先を探す必要があります。
候補は以下のようにいくつかありますが、おすすめは「買取業者」です。
- 「リサイクルショップ」
- 「オークション」
- 「古物商」
- 「知人に譲る」
- 「買取業者」
理由は日本刀を熟知したプロが鑑定してくれることと、査定やキャンセルに手数料がかからないことが挙げられます。
日本刀を市場価格以上で売るには、日本刀を専門とする買取業者を利用しないと意味がありません。リサイクルショップやオークションでは、残念な結果に終わる可能性が高いわけです。
したがって、日本刀を売る場合は「買取業者」をメインに検討しましょう。
刀剣を買取してもらう方法
③：査定を依頼する
日本刀の売却先が決まったら、業者に査定を依頼しましょう。
信頼と実績のある業者を利用すれば、無料査定を受けられます。さらに査定結果に満足できない場合は自由にキャンセルすることが可能です（無料）。
査定の依頼は、業者の公式サイトの専用フォームか電話番号からできます。
④：査定
日本刀の査定はただ待機していればOK。鑑定士が隅ずみまでチェックして、独自の基準と市場動向をもとに買取価格を提示してくれます。
価格に納得できれば取引は成立。
納得できなければ、キャンセルを告げてください。
確かな業者なら取引後もクーリングオフを利用できるので、安心して査定を依頼してください。
日本刀の買取相場
日本刀の買取相場は、状態や価値などによって大きく変動しますが数万～数十万円ほど。
日本刀で高価買取を期待できるのは「無銘以上のもの」です。国宝級以上になると、数億円で取引されるといわれています。
日本刀のグレードと買取相場は以下のとおりです。
- 重要文化財: 5,000,000～10,000,000円
- 国宝: 数億円～数十億円
- 無銘: 数万円～数百万円
- 新々刀: 数万円～数十万円
- 現代刀: 数万円～数十万円
なお、大量生産された刀剣やレプリカに関しては、値段がつかない場合もあるので注意が必要です。
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模造刀を売るにはどうしたらいい？
日本刀にはさまざまな種類がありますが、本物は「玉鋼（たまはがね）」と呼ばれる素材が使用されています。逆に玉鋼が使用されてないものは、模造刀や模擬刀と呼ばれるレプリカです。
もちろんホンモノなわけは無く木製の模造刀ですが、実はこれ銀魂の土方十四郎用の刀でした🗡️ pic.twitter.com/i1hk0RjFMa
— N_naga (@719dancouga) January 23, 2024
この模造刀や模擬刀は刃物に該当しません。
したがって、登録証の所持は不要です。
本物の日本刀とは違い、自治体のごみ出しルールに従えばゴミとして出すことができます。
レプリカかどうか判断できない場合は、買取業者の無料査定を利用して確かめるといいでしょう。値段がつくならそのまま売却すればOKです。
日本刀の処分に関するQ&A
日本刀の処分に関するQ&Aについてまとめました。
情報収集や問題の解決にお役立てください。
Q1：日本刀の処分を警察で行う場合はどうしたらいい？
A：日本刀の処分を警察に任せたい場合は、管轄署の「生活安全課」に連絡しましょう。
「日本刀を処分したい」と伝え、引き取り方法を相談してください。
Q2：錆びた刀の処分はどうしたらいい？
A：錆びた刀の処分も警察に任せるのがベターだと思います。
ただし、業者によっては錆びた刀でも買取してくれるところがあります。したがって、まずは無料査定を利用して確かめるといいでしょう。
Q3：軍刀の処分で悩んでます・・・
A：軍刀も然るべき処分が必要になるので、そのまま処分していいなら「警察」へ。買取を希望する場合は「買取」を選びましょう。
軍刀に関しては高価買取も期待できそうなので、処分する前に無料査定で確かめておくべきだと思います。
まとめ
日本刀を売るにはどうしたらいいのか解説しました。
重要なポイントをおさらいします。
- 日本刀の売却には「登録証」が必要
- 売却先は日本刀を熟知した専門の買取業者がおすすめ
- 取引きは満足できなければキャンセルしてOK
日本刀は価値が高いものが多いです。
正当な価格で買い取ってもらうためにも、業者選びは慎重におこなってください。
筆者としては満足度の高さから、骨董品全般の買取につよい「バイセル」をおすすめします。
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