鎧の買取相場を教えてください。どういったものが高く売れるのかも把握したいです。よろしくお願いします。
この記事はこんな疑問を抱えている方が対象。
筆者はこれまでにいくつかの甲冑買取に携わってきました。
その経験から言うと、鎧の買取相場は10,000~200,000円といった印象。それでも、戦国武将が身に着けていたものや、貴重なものは数百万円以上で買取されることもあります。
鎧の買取相場はけっして低くありません。しかし需要がないもの関しては、数千円以下か値段がつかないこともあるので注意しましょう。
この記事でわかること
- 鎧の買取相場(位別の相場)
- 鎧の買取価格が決まる要素
- 鎧の買取におすすめの方法
鎧の売却や買取価格について知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
鎧の買取相場
鎧の買取相場は50,000~200,000円ほどです。
高価買取を期待できるのは「戦国武将が身に着けていたもの」。また「数百年前につくられた古いもの」もその希少性からプレミア価格がつきやすいです。
ここでは、以下の鎧(位別)における買取相場をまとめました。
- ①:足軽兵用の鎧
- ②:武将用の鎧
- ③:大名用の鎧
もし売却を検討している鎧があるなら、参考にしてみてください。
それでは上記3つの買取相場について解説します。
①:足軽兵用の鎧
市場にはさまざまな鎧が流通していますが、特に多いのは「足軽兵用の鎧」です。
織田vs武田、足軽甲冑対決❗️ pic.twitter.com/nVwxEnvs8I
— ( ‘灬’ )島津義弘(惟新斎) (@SS5rdLaE699HeM3) February 7, 2021
足軽兵を対象につくられた鎧は、大名や武将用の甲冑と比べると非常に簡素。現代でいうところの大量生産された鎧なので、買取相場は50,000円ほど高くないです。
しかし、製造年や状態によっては高価買取される場合もあります。
②:武将用の鎧
武将用の鎧は足軽用と比べると繊細なつくり。
高価買取されることが多い骨董品といえます。
猫耳の兜をかぶった武士の絵が好評ですが、絵は最近の作ながら、これ実物があるんですよ。
旧上田藩・松平信一公の甲冑です。
足軽あたりには「ネコ殿」とかあだ名を付けられていたかもしれませんね(笑) pic.twitter.com/TKRzw1SRkC— 坂東 忠信 (@Japangard) July 30, 2019
特に有名な武将が身に着けていた鎧は、コレクターが争奪戦を繰り広げることもあって、一般的な買取相場よりも高値になる可能性が高いです。
そんな武将用の鎧の買取相場は、100,000~200,000円前後。
知名度のない武将の鎧に関しては、足軽用よりもやや高値といった印象です。
③:大名用の鎧
鎧のなかでもっとも高価買取されるのが「大名用の甲冑」です。
香椎工業高校といえば、毎年のように西日本新聞で甲冑制作の記事が紹介されてますね。
九州国立博物館の戦国大名展に行ったときは加藤清正・大友宗麟・立花宗茂・黒田長政の鎧が並んでました pic.twitter.com/hFj7lZVXs5— いつまで (@bushou_mono) July 15, 2020
大名に向けてつくられた鎧は何もかもが精巧。たとえば、伊達政宗などの大名が身に着けた鎧は、こちらが想像できない値がつくほどです。
そんな大名用の鎧の買取相場は、数十万~数百万円ほど。
希少価値が高いものに関しては、数千万円で買取されるケースもあります。
鎧の買取価格が決まる要素
鎧の買取価格が決まる要素は、主に以下のとおりです。
- ①:製造された時期
- ②:鎧の種類
- ③:鎧の状態
これは鎧の買取業者が共通して注目するポイントになります。
上記のなかで優れた要素があると、買取価格は高くなりやすいです。
ここでは3つの買取価格が決まる要素について解説します。
①:製造された時期
鎧は製造された時期によって、買取価格が大幅にアップする可能性があります。
特に高価買取が実現しやすいのは、数百年前につくられた古いものです。
製造年が古いものほど希少価値は高まりますし、名工が手がけたものは買取価格が大幅にアップする可能性があります。
逆に製造年月日が浅いものは、相応の買取相場です。
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②:鎧の種類
鎧は通常、その他パーツとセットです。
これらに関してはプロでないと、正確に鑑定できない場合が多いです。
「甲冑」は、基本的に「甲」(=体を守る鎧[よろい])と、「冑」(=頭にかぶる兜[かぶと])のこと。この2つを総称して甲冑(鎧兜)と言い、時代によって形状や呼び方が異なります。
甲冑は足軽兵から大名まで身に着けたもの。
すなわち、歴史的な価値があるものとそうでないものがあります。
位が高い者が用いた甲冑は、高価買取されやすいです。
ただし評価基準は業者によって大きく異なるので、価値を把握したい場合はまず査定を受けましょう。
③:鎧の状態
鎧の買取価格は、品物の状態でおおきく変動します。
たとえば割れや欠けといった破損があるとマイナス査定になりますし、どれだけ希少なものでも経年劣化が目立つものは価値が下げられやすいです。
したがって、高価買取されやすい鎧は状態がいいものになります。
売却を検討されている場合は、鎧の保管状態に注意を払いましょう。
鎧の買取におすすめの方法
鎧は位や状態によって、高価買取が期待できる骨董品です。
したがって売却したい場合は、信頼できる専門業者に査定を依頼しましょう。
鎧の買取を専門としている業者を利用すれば、確かな鑑定をしてくれます。リサイクルショップのように安く引き取られることもなければ、ネットフリマ・オークションのようにトラブルへ発展することもありません。
鎧の買取を専門とする業者は、以下の要素から総合的に評価して適切な価格をつけてくれます。
- 歴史
- 種類
- 市場価値
したがって需要のある鎧は、相場どおりかそれ以上の値段がつけられるわけです。
専門業者の査定は、完全にこちら都合で利用できます。
手数料もキャンセル料もかかりません。
忙しくて店頭へ足を運べない場合は「出張買取」も無料で利用できます。
高価買取を期待できるおすすめの専門業者については、以下の記事でくわしく解説しています。興味がある方はぜひチェックしてみてください。
鎧の買取相場に関するQ&A
鎧の買取相場に関するQ&Aをまとめました。
情報収集や問題の解決などにご活用ください。
Q1:甲冑は本物になると値段はどれほどになりますか?
A:具体的な値段はわかりませんが、本物の甲冑は数千万円でも取引されたケースがあるようです。
したがって著名な大名が用いた甲冑ともなれば、想像以上の値段になるかもしれません。
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Q2:兜の買取相場はどれほどですか?
A:兜は状態や価値によって、買取価格が大きく異なります。
各業者の買取実績をチェックしてみると、だいたい数十万円が相場かと。
ただし、戦国武将が身に着けていた兜になると、高価買取を期待することが可能です。
Q3:買取業者の査定は無料で利用できますか?
A:信頼と実績のある買取業者であれば、ほとんどのところが無料査定を実施しています。
甲冑の買取につよいところを選んで、無料査定を利用してみてください。
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まとめ
鎧の買取相場について解説しました。
ポイントをおさらしましょう。
- 鎧は有名な武将・大名が身に着けたものほど高価買取される
- 古い鎧は数百万円以上の値がつく可能性も
- 足軽用の鎧は買取相場が低い
鎧の買取を希望する場合は、事前に具体的なフローを理解しておくことで安心して依頼できます。
鎧の買取については以下の記事でくわしく解説しています。
興味がある方はチェックしてみてください。
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