甲冑の買取を検討しているのですが、はたしてどういったものが高価になるんでしょうか?よくわからないので具体的に教えてほしいです。
この記事はこんな疑問を抱えている方が対象。
筆者はこれまでに沢山の骨董品を買取に出してきました。
その経験からいうと、甲冑で高価買取されやすいものは以下のとおりです。
- 年代が古いもの
- 彫金細工が施されたもの
- 象嵌細工が施されたもの
- 細密な作りのもの
- 表面が漆塗りされた鎧兜
- 金で作られた鎧兜
無名の甲冑でも高く買取される可能性はありますが、高価となると上記が定番かと。
この記事では、そんな甲冑の買取で高価になるものについてまとめました。
甲冑の売却を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
甲冑の買取で高価になりやすいものは何?
甲冑の買取で高価になりやすいものは以下のとおりです。
- 年代が古いもの
- 彫金細工が施されたもの
- 象嵌細工が施されたもの
- 細密な作りのもの
- 表面が漆塗りされた鎧兜
- 金で作られた鎧兜
上記はプラス査定になる重要なポイントばかり。
甲冑の高価買取を希望する場合は、これらに該当するかどうかが鍵です。
ここでは、上記について詳しく解説します。
年代が古いもの
甲冑にかぎらず、骨董品の多くは年代が古いものほど高価買取されやすいです。
その希少性はプラス査定につながることが多く、品物によっては想像以上の値段がつく可能性もあります。
特に戦国時代につくられたものや、武将がみにつけていたものは高価買取の対象です。
彫金細工が施されたもの
彫金細工は小金槌をもちいて金属に彫刻する技法のこと。金属工芸のひとつとして知られており、「鋳金」や「鍛金」と並ぶ金工細工です。
三浦公法作
菊金物付赤糸威鎧3年半をかけて完成した三浦氏の代表作。金具は彫金師井伏圭介氏の仕事。
この復元模造は近年、鶴岡八幡宮の所蔵となった。 pic.twitter.com/ZDqUfRaiF8— 石原明浩 (@mlydeiG6bddoYEN) May 22, 2021
そんな彫金細工が施されている甲冑もまた、高価買取の対象になります。
象嵌細工が施されたもの
象嵌(ぞうがん)は金属や木材、陶磁などに模様を彫刻する技法のこと。くぼみに異なる素材をはめ込んで加飾するなど、独特の風貌をしています。
【斉王金銀襦鎧】
西漢の斉王の墳墓より出土した鎧(復元図)
鱗形の鉄甲の上に金銀の象嵌が施され、その並べ方によって鎧の上に菱形の模様が描き出されている pic.twitter.com/1Vgxywd3UH— 中国武具刀剣bot (@Chinaswordbot) December 18, 2022
象嵌細工が施された甲冑も、高価買取の対象です。
細密な作りのもの
甲冑は身に着ける者の位が高くなるほど、繊細な作りになっていきます。
それは足軽と大名では顕著です。
したがって、繊細な作りの甲冑ほど高価買取される可能性が高くなります。
表面が漆塗りされた鎧兜
鎧兜の表面が漆塗りされているものも、高価買取される可能性が高いです。
本日6月12日より特別展「サムライアーマー甲冑」後期展示が始まりました!赤韋威鎧(復元模造)と井伊直弼所用の朱漆塗紅糸威縫延腰取二枚胴具足がお目見え(*^-^*)こちらも是非ご覧くださいね♪ pic.twitter.com/iOOGf7BTtk
— 岡山県立博物館 (@okayama_prefmus) June 12, 2018
一般的な塗装よりも、特殊加工されている甲冑は希少価値が高いといわれています。
金で作られた鎧兜
金で作られている鎧兜もまた、高価買取される可能性が高いです。
大鎧や当世具足を飾る色
今回は「糸」の話。鎧の部品を繋ぎ、その体躯を彩る糸。つなぎ合わせるその意味でもある縅(おどし)は、実に多くの色に染め上げられている
漆や金銀の箔、南蛮鉄のような地金の色もまた美しいが、ひとつひとつ丁寧につなぎ合わされていく縅糸の鮮やかさもまた素晴らしい pic.twitter.com/oGRn93BtBP— さむじぃ(さむらいとるぅぱぁ@co1166315 改め) (@YST_IKYH201105) February 1, 2023
金はいつの時代も圧倒的な印象を与えると共に貴重なため、コレクターからも人気があります。
甲冑の買取相場
甲冑の買取価格はさまざまな条件に左右されますが、一般的な相場だと50,000~200,000円前後です。
上記には無銘の甲冑も含まれます。
無銘でも職人技が素晴らしい逸品は、高価買取される可能性が高いです。
甲冑の買取相場については、以下の記事でくわしく解説しています。興味がある方はチェックしてみてください。
甲冑を高価買取してもらうコツ
甲冑を高価買取してもらうコツは以下のとおりです。
- 鎧兜のほかにもパーツがあればすべて揃える
- 保存状態をキレイに保つ
- 鎧兜の買取を専門とする業者を利用する
特に重要なのは専門業者を利用することです。
鎧兜の価値をしっかりと鑑定できる業者を利用しましょう。
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甲冑の高価買取に関するQ&A
甲冑の高価買取に関するQ&Aについてまとめました。
情報収集や問題の解決にお役立てください。
Q1:甲冑の本物はどれくらいの値段ですか?
A:甲冑の状態や品質にもよりますが、本物だと数十万から数百万円の値段です。
ただし、甲冑の値段は業者が決定することなので、必ずしも高価になるとはいえません。
Q2:兜の買取相場を教えてください
A:兜は先の鎧と同様に状態や価値によって、買取価格が大きく異なります。
各業者の買取実績をチェックしてみると、だいたい数十万円が相場かと。
ただし、戦国武将が身に着けていた兜になると、高価買取を期待することが可能です。
Q3:甲冑の買取は骨董品を専門とする業者がベストですか?
A:はい、できれば甲冑を専門とする買取業者がベストです。
筆者の経験からいうと、骨董品の買取では「ザ・ゴールド」の満足度がもっとも高いなと。甲冑などの骨董品を売却するときは、決まってここを利用しています。
まとめ
甲冑の買取で高価になるものについて解説しました。
重要なポイントをおさらいします。
- 甲冑は古く繊細なものほど高価買取される
- 甲冑の買取相場は50,000~200,000円前後
- 高価買取を期待するなら専門業者に依頼する
もし自宅に高価買取を期待できそうな甲冑があるなら、専門業者の無料査定を利用しましょう。
どんな値段がついたとしてもキャンセルは自由にできます。
シンプルに甲冑の価格を知るためだけに利用してもOKです。
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