鎧兜を供養したいのですが、はたしてどこにお願いすればいいのか困っています。わかりやすく教えてください。
この記事はこんな疑問を抱えている方が対象。
筆者はこれまでに沢山の骨董品を供養に出してきました。
その経験から言うと、鎧兜の供養は神社などにお願いするのが一般的ですが、対応してくれないところもあるので辛抱強く探すことをおすすめします。
そもそも鎧兜はサイズが大きかったり、さまざまな素材が使用されていたりするので、お焚き上げが不可能になる可能性が高いです(燃えない素材が含まれるため)。
この記事では、鎧兜の供養についてまとめました。
甲冑などの供養を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
鎧兜供養をお願いする前に知っておくべきこと
供養は神社で行われることが多いですが、対象物はあくまで燃える素材が対象です。
というのも、一般的な供養は「魂抜き」などの儀式を終えてあとに「お焚き上げ」されるケースがほとんどです。すなわち最終的には燃やすので、燃えない素材がふくまれている物はお焚き上げの対象外になります。
なかには燃えない素材でも対応してくれるところもありますが、基本的には燃えるもの以外の供養は受け付けていないところが多いです。
供養を終えたあとの鎧兜は、別途処分が必要ということです。
鎧兜の供養を受け付けてくれるところ
鎧兜の供養を受け付けてくれるところは、基本的に「神社」になります。
ただし、ほとんどの神社は「人形供養」を受け付けているのみで、鎧兜などの武具を受け付けているところは少ない印象です。
とはいえ、供養を希望するなら受付先を探すほかないので、まずはGoogleマップを利用して「供養」で地域検索してみましょう。
該当する神社や施設が見つかったら、1件ずつ「鎧兜の供養が可能か」問い合わせてください。
鎧兜の供養内容は神社や施設によって異なる
鎧兜の供養内容は、依頼先によって大きく異なります。
- 魂抜きのみに対応してくれるケース
- お焚き上げまで対応してくれるケース
- 部分的に委託して対応してくれるケース
理想はお焚き上げまで対応してくれるケースを選ぶことですが、実際は魂抜きのみに対応してくれるケースがほとんどです。
鎧兜の処分は最終的に自分で行う必要性が高いので、供養内容はしっかりとチェックして進行しましょう。
供養を終えた鎧兜の処分方法
供養を終えた鎧兜の処分方法は、主に以下があげられます。
- ①:粗大ゴミとして捨てる(自治体)
- ②:不用品回収
- ③:譲渡
- ④:買取
処分費をかけてもいいなら①と②を利用することで、スムーズな処分が実現します。
無料もしくは現金化を期待するなら、③と④を利用しましょう。
鎧兜の処分方法については以下の記事でくわしく解説しています。
ぜひ参考にしてみてください。
鎧兜の供養に関するQ&A
鎧兜の供養に関するQ&Aについてまとめました。
情報収集や問題の解決にお役立てください。
Q1:鎧兜は供養したほうがいいですか?
A:これは価値観や宗教観によって答えが異なると思います。
新品の鎧兜でないかぎりは中古になるので、少しでも供養の必要性を感じるなら供養をお願いしたほうがいいと思います。
逆に何の抵抗感・罪悪感がないなら、供養する必要はないといえるでしょう。
Q2:五月人形の鎧兜は供養すべきですか?
A:五月人形の鎧兜も、価値観や宗教観によって答えが異なります。
とはいえ五月人形は縁起物ということもあり、供養(お焚き上げ)して処分する方が多いです。
まとめ
鎧兜の供養について解説しました。
重要なポイントをおさらいします。
- 鎧兜の供養はお焚き上げが難しい可能性がある
- 魂抜きのみを済ませて、あとは自由に処分すべき
- 処分費をかけたくないなら「譲渡」か「買取」がおすすめ
供養を終えた鎧兜の処分は、現金化と処分それぞれが実現する「買取」がおすすめかと。
鎧兜には価値のあるものが結構あるので、廃棄するのは非常にもったいないです。
まずは買取業者の無料査定を利用することをおすすめします。
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